福永のぶゆき埼玉県議会議員

2003年2月28日

「文化講演会」における福永県議の挨拶要旨
公明党川越支部は2月28日夜、川越市民会館で「文化講演会」を開催した。
これには、日本さい帯血ボランティアの会の有田美智世代表が出席して講演した。また、福永信之県議会議員も「生命」を守る活動の一端を報告した。福永県議の挨拶の要旨は以下の通り。

『児童虐待の相談体制を強化』
県議会議員の福永信之です。今夜は「生命」をみつめ、「生命」を考える講演会です。私も「生命」に関わるこれまでの取り組みについてお話しさせていただきます。

5年前。平成10年6月定例会で私は一般質問に立ちました。
22歳の父親が、3歳の娘のおなかを力まかせになぐる事件がありました。3歳の女の子の胃は破裂し、急性腹膜炎によって、この子の「生命」は奪われました。
病院に運ばれた彼女の体には、無数のせっかんの痕がありました。児童虐待です。

平成7年に初当選させていただいてから、本会議で児童虐待を取り上げたのは私が最初でした。その後は、多くの議員が取り上げました。
この時、私はいくつかのの観点から質問しました。

その一つは「児童相談所」、宮元町にありますが、その相談時間の延長です。児童虐待の相談やご近所からの通報を受けるのが「児童相談所」ですが、肝心の窓口が、平日午後5時15分に閉じてしまっており、土曜も日曜もお休みという状態でした。
私の質問の後、平日は午後6時15分まで延長され、さらに土曜日も午後5時15分まで受け付けるようになりました。早期発見への体制づくりに寄与しています。
二つ目は、「児童相談所」の職員体制強化です。私の質問に対する答弁は「5年間で2名増員した」というお粗末なものでした。しかし、11年度以降の4年間で、40人増員されたことをご報告させていただきます。

『乳幼児突然死症候群(SIDS)の防止』
この一般質問では、乳幼児突然死症候群(SIDS)の防止についても取り上げました。全国で毎年、SIDSによって600人近い赤ちゃんが死亡しているにもかかわらず、保育士さんたちにSIDSについての認識が乏しいことを指摘しました。
SIDSの問題は、広島市在住の託児ママ マミーサービス代表の中村徳子さん自らの体験をきっかけとして一人立ち上がり、絶版となっていた「130の小さな叫び」というSIDSについての本を自費で再出版し、全国47都道府県知事と全国830人市長あてに郵送し、SIDS予防の啓発に努めてこられました。

私は中村さんと連携を取り、質問に臨んだのです。
おかげさまで、私の質問を契機に、埼玉県は全国で最もすぐれたSIDS防止のパンフレットを作成し、県下の保育士さんたちが学ぶようになったのであります。
逆に、家庭保育室などにおいて赤ちゃんが病気になったときの保険適用の問題についての私の質問原稿は、中村さんの手によって全国に発信されています。

赤ちゃんについては、乳幼児の救急医療体制の充実も訴えました。読売新聞の龍野記者がスクープした記事をもとに、夜に容態が急変し救急車で病院に搬送されたが、一つ目の病院で断られ、二つ目も、三つ目も断られ、ようやく四つ目の病院で受け入れてもらったのですが、間もなく息を引き取ったという事件がありました。
公明党県議団として「赤ちゃんはなぜ死んだ」という緊急申し入れを知事に行う一方、私がこの時の一般質問で乳幼児の救急医療体制の充実を訴えました。その後、この問題は国でも大胆な充実策を打ち出し、大きく改善されたのであります。
このように、臍帯血をはじめ、公明党は「生命」を最優先として活躍する政治を展開していることを、ぜひともご理解願いたいと思います。

『超未熟児、ハイリスク出産への備えを万全に』
私は、500グラムや700グラムの超未熟児の治療の最前線も視察しました。
埼玉県では年間6万人から7万人の赤ちゃんが産まれますが、その6〜7%が未熟児です。そのうち30%強が人工呼吸管理を必要とする重症児です。公明党は、その受け入れ体制の強化も推進しています。

また、高齢出産や低年齢出産、不妊ホルモン投薬などの要因によって障害児の出生率が増加傾向にあります。
この場合、妊娠中からハイリスクが予見されるため「周産期医療」の重要性が早くから叫ばれていました。幸い、川越の場合、埼玉医科大学の総合医療センターにこの周産期医療センターが設置されたこともご報告させていただきます。

『県議でただ一人、臍帯血を本会議で質問』
最後に、臍帯血のことを県議会本会議で取り上げた県議会議員は、私一人であります。
残念ながら県内にバンク設立というところまでは至ってはいませんが、埼玉県ではただ一つ川越市内の愛和病院で採取された臍帯血が「ライフサポート川越」の皆さんの献身的なボランティアによって日大板橋病院に搬送されるまでになったことは、大きな前進であり、川越市民の誇りでもあります。

『ライフサポート川越に敬意』
「ライフサポート川越」の皆さんに心から敬意を表しつつ、一人の県議会議員として、これからも「生命」を大切にする取り組みに全力を注ぐことをお誓いして、ご挨拶に代えさせていただきます。
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