福永のぶゆき埼玉県議会議員

2004年9月8日

新しい生命がもうひとつのいのちを救う
さい帯血搬送ボランティア「ライフサポート川越」(石川百合子代表、松尾俊枝事務局長)の第3回総会が、9月8日、川越市内で開かれた。

さい帯移植は、骨髄移植と並ぶ白血病の治療法。埼玉県下で、さい帯血を採取しているのは川越市古谷上にある愛和病院(藤田壽太郎院長)だけ。平成14年9月から実施している。
「ライフサポート川越」は、同病院での採取開始に合わせて、かつてさい帯血移植の健康保険適用推進署名に携わった女性が結成したボランティアグループ。

同病院で採取されたさい帯血の収められたクーラーボックスを肩に担ぎ、土日祝日を除く毎朝、東京にある日大板橋病院まで搬送している。搬送ボランティアは24人。平均1人月1回、川越から板橋までクーラーボックスを電車とバスを乗り継いで運んでいる。日大板橋病院にはさい帯血バンクがあり、凍結保存している。
参 考
さい帯血 赤ちゃんのへその緒と胎盤に含まれる血のこと。一般的に出産後は医療廃棄物として捨てられている。これを活用するのがさい帯血移植。
「さい帯血移植をすすめるページ」のさい帯血移植の現状を参照。
造血幹細胞 さい帯血にたくさん含まれるため、さい帯血を移植すると、骨髄移植と同様の治療を行うことができる。白血病、再生不良性貧血などの治療に有効。
さい帯血移植の実績 平成16年7月末現在で1893例。さらに詳しいことは「日本さい帯血バンクネットワーク」のホームページを参照。
県内病院の移植実績 埼玉医科大学付属病院、防衛医大、県立小児医療センターで実施。
総会では、須貝法子さんの会計報告の後、松尾局長が経過報告を行った。松尾局長は、愛和病院での採取開始から先月(8月)までの2年間に「ライフサポート川越」として延べ日数397日出動し、搬送したさい帯血が合計1652本に達したことを報告した。

続いて石川代表が、「新しい生命がもうひとつのいのちを救う」ボランティア活動を2年間、無事故で遂行できたことに感謝の言葉を述べた後、意見交換に移った。
意見交換では人身事故のため電車内に1時間も閉じこめられた経験が語られ、緊急時の対処法を確認し合ったほか、電車やバスの車中でクーラーボックスをひざの上に乗せ両手で抱え込んでいると他の乗客から質問を受け、さい帯血の大切さを訴えた体験が語られた。別のメンバーからは、夏休みに夫が搬送に同行してくれ、尊い作業に感動。別の日には医学部に学ぶお嬢さんが同行し、原因はそれだけではないかもしれないが進路を産婦人科に決めたとの報告もなされた。さらに1週間前から搬送当番の日に向けて体調を整え、健康管理に気を配っているとの話もあった。

最後に挨拶に立った福永県議は『世界の中心で愛を叫ぶ』『半落ち』などの作品が白血病への関心を高めていると前置きし、さい帯血移植が埼玉医科大学付属病院など身近な医療機関でも実施されていることを紹介。雨の日も、風の日も、炎暑の日も、厳寒の日も崇高な作業に携わるメンバーに心から敬意を表した。さらに福永県議は、公明党がさい帯血移植の健康保険適用を国会で推進した経緯【参照HP】にふれながら健康保険が適用されなかった時代には患者の移植費用負担が約1000万円もかかっていたことを紹介した。

なお、公明党川越支部は平成16年平成15年と過去2回、「日本さい帯血バンク支援ボランティアの会」の有田美智世代表を招き講演会を開催している。
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